2018年8月16日木曜日

イタリア映画 自分らしく生きるとは。【おすすめ第4弾 ”ミルコのひかり”】




イタリア映画【おすすめ第四弾】「ミルコのひかり」

原題 "Rosso come il cielo" (2005年)



実在する 音響技師ミルコ・メンカッチの
少年時代をもとにしたお話。


もうわたしは子供ではありませんが、

ミルコをみて、
自分だって、
とパワーをもらいました。

自分なんかって思って

落ち込んでいるあなたに
捧げます。



実際にミルコ・メンカッチ

(ピサ県ポンテデーラ出身。1961年生まれ)が
この映画の音響を担当しています。

イタリア映画界だけでなく、

TV、アートビデオ、音楽で活躍中。


出演は実際に

当時盲学校に通っていた
10歳の子供たち。

2006年に

ローマ国際映画祭で発表されました。




「ミルコのひかり」

"Rosso come il cielo"(2005年)

クリスティアーノ・ボルトーネ監督



キャスト

ミルコ...ルカ・カプリオッティ

フェリーチェ...シモーネ・グッリ

フランチェスカ...フランチェスカ・マトゥランツァ

ジュリオ神父...パオロ・サッサネッリ



あらすじ


1970年
トスカーナに住んでいたミルコ。
銃の事故で視力を失います。

目のみえない子供は
盲学校に通わなければならないという

当時の選択の余地のない法律により

家から通えないジェノヴァの寄宿学校に
行くことになります。

10歳の少年が
急に目が見えなくなった上に
家族や友達と遠く離れて
生活しなくてはならなくなりました。

なんだか悲しくて
暗い話の様に始まりますが、

キラキラした子供たちと
素敵な大人もでてくる
お話です。


終わるころには
希望でいっぱいになって
元気をもらえるうえに
感動してしまいます。

何度見てもいいですよ。

最後に
この法律は1975年に廃止になり、
目が見えなくても
一般の学校に通うことが
認められるようになりました。












まとめ


俳優ではない10歳の子供たちが
出演している映画。

演技でなく彼らの毎日の生活を
本当に覗いているような感じで
ほほえんでしまいます。


ジュリオ神父のソフトな感じが
とってもいいですが、
最後は彼も強くなります。

こんな先生に出会いたかったな~。

始めの方のシーンで
ミルコが自分には見えるから
松の葉を触る必要がないと、
かたくなに拒否していた時、

見るだけじゃもったいない
五感を全部つかって感じるんだって
ジュリオ神父が言った瞬間。

相手の言葉を
否定しないで
可能性を示して
自分から行動するように差し向ける
教師の本来あるべき
理想の姿に感動しました。

個性のある子ども達
それぞれが輝いている話です。

すてきなお話。

おすすめです。

いいです。

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