2018年8月31日金曜日

ヴェネチア国際映画祭 イタリア映画 【SULLA MIA PELLE】

ヴェネチア国際映画祭が始まりましたね。

出典:pixabay



早速



オリゾンティ部門。

初日にイタリア映画


原題 SULLA MIA PELLE (スッラ ミア ペッレ)

が登場しました。

アレッシオ・クレモニー二監督




主役ステファノ・クッキ役のアレッサンドロ・ボルギは

18キロの減量をし、
クッキの苦しみを表現する。


サブタイトルに

GLI ULTIMI SETTE GIORNI DI STEFANO CUCCHI
とついています。


サブタイトルでは

ステファノ・クッキの最後の7日間。
とあります。

場所はローマ。


ステファノ・クッキは2009年10月22日に留置中に死亡。

この監獄で2009年に死亡した服役中の148人目の死亡者となった。
同年12月には服役囚の死亡者は176名となった。


恐ろしい数字です。

人間の数です。



現在も

事件の究明の調査と裁判が続いている。

映画の基本になった事実

ローマ。

クッキは2009年10月15日に

ドラッグ(21gのハシシ、コカインなど)の
所持と売買の罪で拘束。

翌日には

すでに歩くのも話すのもままならない状態で
目には打撲の跡が見られたという。

ファーテベーネフラテッリ病院で受診され、

入院の勧めにも関わらず、
実現されなかった。

その7日後、

刑務所で体調が悪化し、
サンドロ・ペルティーニ病院に運ばれるが
死亡。

もともとあった43㎏の体重が

その時には37㎏になっていた。




映画祭で



上映後

7分間の喝采が続き、
同席していた
ステファノ・クッキの姉イラリアは
インタヴューで

当時内務省のトップであった

サルヴィー二氏との
面会を要望した。



イタリアの闇の部分に疑問と光を投げかける作品。

一般公開になったらぜひみてみたいです。





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