2018年5月31日木曜日

直火式 エスプレッソーイタリアマンマのおすすめ7つの活用法



イタリアの濃いコーヒーを

お家でも直火式エスプレッソメーカーのモカさえあれば

楽しめることをご存知ですか?


モカを使って入れたコーヒー
エスプレッソメーカー自体はシンプルなのですが、
やはり一度誰かの説明を聞かないことには
とっつきずらいと思います。
家の食器棚で眠っているままにしている人もいるかと思います。
なんだか面倒くさそうに見えますものね。


実はとっても簡単で、
モカで入れた
毎朝のカフェラテを飲まずには
一日が始まらなくなりますよ。

実は普通のコーヒーが苦手な
紅茶派のわたしも
朝はこのエスプレッソを使った
カフェラテなしには
目がすっきり覚めなくなりました。

ここでは、私のお気に入り
イタリアの直火式エスプレッソメーカー、
ビアレッティのモカの使い方を紹介したいと思います。

写真を交えて説明します。
とっても簡単に家で
本場のイタリアのコーヒーの味を味わえるので
楽しみにしてください。

そしてイタリアのマンマのエスプレッソを使った
おすすめの12種類の活用レシピをご紹介します。



イタリアでは各家庭でもエスプレッソを飲んでいるんでしょうか。

答えは”はい”でもあり”いいえ”でもあります。



なぜなら厳密にいうと
エスプレッソはエスプレッソマシンという
コーヒーメーカーでいれられ、
バールなどで飲まれているものを通常は指しています。

家庭用の小さな物もあるので、
バールのエスプレッソが好みの人は
家でも使っています。

一般的には家庭でコーヒーを飲むのに使う
エスプレッソメーカーはモカ、
またはマキネッタと呼ばれ
直火にかけて使います。

日本ではマキネッタという呼ばれ方のほうが
普及しているようです。


直火式エスプレッソメーカー
ビアレッティ



2杯用のモカと3~4杯用のモカ


色んなサイズがありますが、
私が一番よく使うのは2杯分用

日本でも購入できます。

写真の一番大きいものは
私の両親が80年代にどこからか
日本で購入したものですが、
ここイタリアに持ってきて
未だに来客時、たくさんいれる時に
使っています。

現役です。

見ても分かるように
近年購入したものと比べて
ほとんどデザインも変わっていません。

他のメーカーのカワイイ色のモカとか、
モカの上にカップを置いておくと
自動的にノズルからコーヒーが出てきて
カップに注がれるものとか
使ってみましたが、
結局このシンプルな
ビアレッティが一番使いやすいです。

ただ、ビアレッティからカラフルなモカも出ているので、
使い心地が良い上にお好みの色を選ぶこともできます。


直火式エスプレッソメーカー、モカの使い方。





まずはモカを3つの部分に分解。
一番底の部分に水を入れる。
この時の目安は、
横に飛び出している安全弁の部分の高さ。



丁度、安全弁の高さに水を入れました。
そこに先の突き出たコーヒー豆を入れる部分
コーヒーバスケットを上にかぶせます。

この時、下の部分に入れた水が
あふれるようであれば、
流し台で余分に上に出てきた水を
捨てて下さい。

素早くコーヒー豆を入れる部分を抑えながら
逆さにすると、
余分な水だけ流すことができます。



その上にコーヒー豆をふんわりと
スプーンで詰め
一杯になったらかるくスプーンで
トントンと表面をならします。
軽ーくです。



上のサーバー部分をきっちり回して
閉めて、
直火にかけます。



モカの大きさや火の強さにもよりますが、
弱火で4,5分待つと
ボコボコボコという音がして、
エスプレッソが上の容器の中に
上がってきているのが分かります。

まだ完全にコーヒーが溜まりきってなくても、
この音を合図に火を止めます。

その後
約1分ぐらい待つと
丁度上の部分まで
コーヒーが溜まっている状態になります。
スプーンで軽くかき混ぜて
出来上がり。

かき混ぜるのが
面倒な時は、
カップに少量づつまわし注ぎしましょう。




これで完成です。
とってもシンプルですね。

デミタスカップで飲んだり、
暑い日には
コップに氷と冷たい牛乳をいれて
アイスラテマキアートにして飲んでも
おいしい。


イタリアマンマのおすすめエスプレッソ7つの活用レシピ




アイスラテマキアートの入れ方。



まずは氷と冷たい牛乳
直接モカからコーヒーをお好みの量注ぐ
アイスラテマキアートのできあがり



カフェ マロキーノ

まず耐熱性のコップに約3分の1の暖かいココアを入れます。
その上に家でいれたエスプレッソを約3分の1注ぎます。
最後に、泡立てた暖かい牛乳をいれて出来上がり。
お好みで砂糖をいれてどうぞ。



家で入れたエスプレッソで作る

マンマ直伝ティラミスの作り方


このモカで入れたコーヒーを
家でティラミスを作るときにも使います。

ティラミス (7-8人分)

容器はガラスでも陶器でもタッパーでもなんでも良いです。
長方形が使いやすいですが、丸くても楕円形でも形に合わせて
土台部分を詰めていくことでどんな形でも大丈夫です。

容器サイズの目安
1.2ℓ



材料

エスプレッソ 2-3人分


土台部分

パヴェジーニ、
または サヴォイアルディ
または マリータイプビスケット
または スポンジケーキ(直径18㎝以上)を
1㎝位の厚みにスライスしたもの。
最低2層構造にしていきます。


それぞれ一つのパッケージであまりがでます。
スポンジケーキは家で焼くのも良いし、
市販のものでもオッケーです。


間に挟むクリーム部分

マスカルポーネ 500g
砂糖      100g
今回のレシピはクリームに卵白を使いません。
一般的には卵白を泡立てたものをクリームに加えます。

仕上げ
純ココア 適量

手順

使うときに常温になるようにまず
エスプレッソを入れる。

お好みで砂糖を加える場合はここで
冷めるまえにどうぞ。

ただ、土台とクリームに甘みがあるので
お好みで調節してください。

クリーム部分の準備。

マスカルポーネと砂糖を泡だて器で良くまぜる。
ここで卵白を加えない分がんばってまぜてください。
クリーム部分の準備はこれだけ。


土台となる部分の材料を
サッとエスプレッソに浸し、
容器に並べていきます。
重ならないように隣り合わせで
並べます。

ここでエスプレッソに浸しすぎると形が崩れてしまい、
味も強すぎるので、サッと浸すのがポイントです。

一段目を並べ終えたら
上にやさしくクリームを置いて平らにならす。

その上に再びエスプレッソに浸しながら
土台部分の2層目を置いていく。

2層目の土台部分が置けたら
その上にクリームを引いて平らにならす。

仕上げに茶こしを使い
純ココアを表面に
薄く散らす。

ラップをして冷蔵庫で冷やす。
前日に準備しておくと
次の日美味しく頂けます。

生卵を使用していないので
安心して次の日も食べて下さい。




アフォガートまたはジェラートコンカフェ


バニラのアイスクリームを
深さのあるお皿に入れて
(コーヒーカップでもいい)
上に直接モカから
エスプレッソをかけると
出来上がり。

アッフォガートとかジェラートコンカフェと
呼ばれるデザートに早変わりです。

お好みでミルクポーションをかけてどうぞ。



セミフレッド エスプレッソ味

セミフレッドはジェラートとメレンゲの間のようなデザートで
イタリアではジェラートのお店でも売られています。

長方形のプラムケーキ型や
冷凍庫に入れられるタッパー800ℓくらいが
目安の大きさです。

材料

エスプレッソ ティースプーン 5杯~8杯 
生クリーム       200g
メレンゲ(焼き菓子)  100g
砂糖 テーブルスプーン 3杯


手順

生クリームに少しづつ砂糖を加えながら
角が立つまで泡立てる。

そこにメレンゲを手で大まかに
砕いたものを入れる。

食べるときに大きめのメレンゲが
時々感じられる程度。

スプーン1杯づつ
泡が消えないように
エスプレッソを加え混ぜ合わせていく。

味見をしてお好みでエスプレッソの量を調節する。

容器に詰めて、
表面をならして
ラップをして冷凍庫へ。

約3時間で出来上がり。

お好みでチョコチップを加えても
美味しいです。



家で作るジェラート エスプレッソ味

これはアイスクリームメーカーを使うレシピです。

約600gのジェラートの材料。

エスプレッソ 100ml
生クリーム  200ml
牛乳     200ml
砂糖     100g-125g お好みで
卵      2個

手順

砂糖と卵2個を泡だて器でよく混ぜ泡立てる。
混ぜながら少しづつ牛乳を加え、
弱火にかける。

沸騰しだしたらすぐに火を消す。

エスプレッソを加え混ぜる。

生クリームを加え均一になるまでよく混ぜる。

容器に入れ、冷蔵庫で約4時間冷やす。

アイスクリームメーカーに入れて
説明書にそってできあがり。

ホイップされた生クリームと一緒にどうぞ。



余ったエスプレッソの有効利用

冷凍庫でアイスキューブにする。

アイスで飲むときに使えます。


直火式エスプレッソメーカーの

メンテナンス


モカは使いこめばこむほど
美味しいコーヒーになるといいます。
ただメンテナンスとして、
使用後は良く洗って
乾かすこと。

パッキンが甘くなって
コーヒーが継ぎ目から
流れ出てきてしまうようになったら
パッキンを交換しましょう。
パッキンとフィルターはセットで
替えがあるので、
一気に両方変えることを
おすすめします。


常備している取り換え用
パッキンとフィルター






直火式エスプレッソメーカー

に合ったコーヒーの挽き具合


では肝心のコーヒーの挽き具合はどの位がいいのでしょうか。

細挽きです。

エスプレッソ用(電気式)は
粉が細かすぎて(極細挽き)
フィルターの詰まる原因になるので
使わないように
気を付けましょう。

コーヒー豆の種類はお好みで。


味は凝縮していますが
カフェインは一般のコーヒーより
低いと言われています。


まとめ


長く使ってよりおいしいコーヒーを
皆さんも自宅で楽しんでください。
頻繁に使えば使うほど
おいしいエスプレッソを
入れることができます。

家に直火式エスプレッソメーカーが
なくて使ってみたいという人に
楽天で販売しているショップがあります。
興味のある方は下記にどうぞ。





Arrivederci!









本場イタリアのプロが厳選!極上コーヒーセレクション
にほんブログ村 グルメブログ イタリア料理(グルメ)へ
にほんブログ村

2018年5月28日月曜日

モデナ観光 ギルランディーナ塔


モデナのシンボル ユネスコ世界遺産 ギルランディーナ塔に行ってきました。

外から見ると物凄く高いので(89.32m)
階段を最後まで登れるのか
少し心配でしたが、
思ったよりすぐに上までたどり着きました。
モデナの象徴 大聖堂の鐘楼
ギルランディーナという名で親しまれる
モデナのシンボル トッレ チヴィカ


トッレ チヴィカの愛称ギルランディーナはどこから付いたのでしょうか。

2018年5月16日水曜日

イタリア観光 アウロンツォ ディ カドーレ と ミズリーナ

イタリアアルプスドロミテの中で

最も知られているものの一つは
疑いなく

トレチーメ ディ ラヴァレード

です。(イタリア名)
世界遺産にも指定されていますが、
ドライ チーメン(ドイツ名)や
スリー ピークス(英語)という
名前でも知られていて、
要は3つの頂上、山頂という意味があります。
実際にチーマ オヴェスト、
チーマ グランデ、
チーマ ピッコラ
(写真右側から)という名前がそれぞれの
の山塊についています。


北側からの眺め
トレチーメ北側からの眺め



あの3つの頂上が鋭く並ぶ様子は、

イタリアでもチョコレートの宣伝に
使われたりして
ドロミテの象徴です。

ですが、今回は山歩きではなく、
このトレチーメのある町

アウロンツォ ディ カドーレ

について見てみます。


2018年5月9日水曜日

イタリア観光 クラテッロ ジベッロ産 見学


クラテッロ ディ ジベッロクラテッロジベッロ産とは何か。


プロシュートクルード ディ パルマ

プロシュート パルマ産
の生ハムはあまりにも有名です。
それに比べると

クラテッロはニッチな市場ですが、

わたしが訪問させていただいた
クラテッロの生産者の方自身がおしゃっていたように

クラテッロは、もともと量産できるものでないので

知って下さって本当に気に入ったと思った
お客様がリピートして毎年買いに来てくれるだけで
完売してしまう程だそうです。

お値段は地元でも100gが9€ぐらいと高価な物ですが、

わたしが訪れた所では他の店に出さず直接販売しかしていないそうです。
まさに食通のかたに捧げたいたべものです。


クラテッロ ジベッロ産 塊とスライス