2018年9月15日土曜日

チロルの街【ブルニコ】ドロミテ プステリア渓谷の小さな町



ブルニコ (Brunico) 


ブルネック(Brunek)ードイツ語名


出典:Wikipedia:ブルニコ




イタリアのドロミテの北東部で

アルト・アディジェ州の
プステリア渓谷にある街。



プステリア渓谷は

ブレッサノーネ (ボルザーノの北部)から
オーストリアのリエンツにつづく
渓谷です。


なんと

映画監督
ナン二・モレッティの
生まれた街なんですね。

両親がブルニコで
教師をしていたのだそうです。





主な言語

ドイツ語、ラディン語、イタリア語。


現地では

ドイツ語を
母国語としている人のほうが
多いですが、

イタリアだということで

皆さん
イタリア語も話せます。


ただし

現地の
イタリア語が母国語の人は
必ずドイツ語が話せるという
わけではないようです。


ラディン語は

ドロミテの住民のなかで
今でも生き延びている
少数派の言語です。





中心街

ヴィア チェントラーレはお店が並ぶ
メインストリート。

それと並行に伸びる

バスティオーニの広い歩道には
ビール会社ホルストの直営店もあって
フィルターされていない
生ビールも飲めます。


ビール醸造所フォルストの直営レストラン
レストラン内の椅子も素敵



チロル地方独特の布地をつかったおみやげ


テーブルクロスや鍋つかみ

はたまた手作りが好きな方は

この地元で作られた生地
などを
買うなら

"Tessitura Artistica Kunstweberei Franz"

がおすすめ。

ブルニコ市内のフランツのお店



街の中心Graben8と

バスティオー二通りを
ブレッサノーネ方面に
進みVia Michael Pacherにと
同じ道の名前が変わるところに
街の中心よりも
大きい同じお店があります。



同じく旧市街にある

Harpf Getrankeladen


お店の中を

見るだけでも満足ですが、
お好きな人には
ワイン、ビール、地元の産物が
美しく並べられています。


お値段も特別ではなく

安心して買えます。





Maso dello Speck


スペックなど
サラミ系の保存食や
チーズの博物館とお店。
味見もできます。



地元でよく飲まれる

ハーブティーや
冬になると温めて飲む
ボンバルディーノと呼ばれる
リキュールなど満載で


一度はいると

なかなか出れません。


少し市内からは離れますが

バスで行くか
歩いていくかで
Teodone地区にある



Museo dei usi e costumi



という

アルトアディジェ州の
生活はどういうものだったのか
ということをテーマにしている博物館。



この土地に寄り添って

生活してきた農家たちの生活を
見ることができます。





ブライエス湖


ブルニコから

リエンツ方面に行く
道筋にある

ドッビアーコの街はずれにある

ブライエス湖

最近とっても有名な観光地です。



ブルニコの街


標高約840m
人口16万人ほどの小さな街。

ですが、



夏は避暑で

冬はスキーの観光客で賑わって
人口が何倍にも
膨れ上がります。


物価が高めですが

どこへ行っても清潔で
きっちりした感じで
気持ちよく過ごせます。


毎年恒例

クリスマスマーケット

ブルニコのクリスマスマーケット


冬場の

クリスマスマーケットには
イタリア各地からの
観光客であふれます。


大型観光バスが

イタリア各地から
たくさんのツアーを
だしています。


電車でも

容易に到着できて
ブルニコ駅は
街の中心にあるので
駐車場を気にせず
電車を使うのがおすすめですが、


でも、どうしても

冬場、
スキーを目的として訪れるときは
車になってしまいますね。





クランプス


また

この辺りでは

12月5日のサン・ニコロの日に


クランプスという

恐ろしい形相で舌を出した
角のある悪魔が

鞭と鎖を

振り回して行列し
街中を練り歩いたあと、

そのあとに続き

にこにこした
ニコロ聖人が
台車に乗って引かれたり、
歩いたりして

子ども達に

お菓子をふるまうという
恐ろしい行事があります。

怖いのか待ち遠しい日なのか

よくわかりませんが
運よく
この時期に
滞在できるなら
ぜひ
参加してみてください。


ちなみに

息子は小さいころに
クランプスに
走って追い回されて
未だに
クランプスを
見に行きたがりません。。。


クランプスが行列をなして

進んでくると
子ども達が
ものすごいスピードで逃げまどい


何事かと

うかうかしていると
大人まで
鞭でしばかれてしまったり
します。

気を付けましょう。



最近では


このクランプス(地元の若者が扮する)が
はめをはずしすぎたり
するのが
問題になって


見学客との間にロープを

張ったりして
予防策をとる街が増え、


なんだか

パレード化してしまっているのが
残念ですが、


クランプス


未だに

コルチナ・ダンペッゾでは
自由なクランプスが見られます。


まじかで触れ合いたい人はどうぞ。


ただし
逃げまどう子供たちに
巻き込まれないように
注意してくださいね。

けっこう
危険です。



プステリア渓谷では

規制が行われている街が
おおくなります。


祭りの日程も

観光客を考慮して
近くの街では日をずらすように
調整していて
毎年日程が発表されます。


本来は

サン・ニコロの日が
お祭りです。



スキー場


プラン・デ・コロネス(2273m)は

26本のリフトがあり
50のゲレンデからなる
スーパーなスキー場。
ドロミテスーパースキー
パスが適用されます。



この辺りはいいスキー場が

たくさんありますが、
ドロミテスーパースキーのパスなら
コルチナ・ダンペッゾも
セストもブルニコも共通です。



まとめ


夏も冬も盛りだくさんなこの街。

ボルザーノから1時間半ほどで
電車で来れるので
日帰りで立ち寄ったりもできます。


夏はハイキング、
冬はスキーと
結局一週間くらい滞在しても
飽きたりしないでしょう。


ドイツ語文化圏のイタリア
わたしは結構すきです。。。


チロルの街ブルニコの紹介でした。





0 件のコメント:

コメントを投稿