出典:Wikipedia:チモン デッラ パラ
サン マルティーノ ディ カストロッザ
ドロミテで起こる現象
エンロサディラを聞いたことが
ありますか?
聞きなれない音の言葉ですよね。
もともと、
アルプスの山間部に暮らす
人達の言葉ラディン語で
”赤くなる”という意味です。
ちなみに
スイスアルプスが設定でしたが、
ハイジが山が燃えてると言っていたのを
思い出します。
出典:Pixabay:モンテクリスタッロ
エンロサディラという現象とは?
日の出と日の入りの時間に
ドロミテの山頂が
真っ赤に燃えているように見える現象。
日の入りには
まずオレンジ色からバラ色
そして紫色がかかり、
だんだん夜の
青色に変化していく現象。
どうしてドロミテでこの現象が見られるのか?
ドロミテのドロミアという岩の成分は
炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムを含んでいて、
日の光に当たることでたくさんの濃い色合いを反射するので
変化しながらはっきりとした色合いをみせる。
どこで見られるか?
ドロミテ東部。
ヴァル ディ ファッサのカティナッチョ。
シウジ アルプス。
シラーからサッソルンゴ。
サッソポルドイ。
チモン デッラ パラ。
モンテぺルモ。
モンテチヴェッタ。
ドロミテにのこるエンドサディラの2つの伝説
"ラウリーノ王とエンロサディラ"
ラウリーノ王は小人の王様。
それはそれは美しい
「ローゼンガルテン」とか「カティナッチョ」と呼ばれる
バラ園をもっていました。
ある日
アディジェ川の王様は
美しい姫シミルデの結婚相手を
見つけることにしました。
そこで
姫にふさわしい王子を選ぶために
王国のすべての王子たちを
招待しました。
ところが、
アディジェ川の王様は
ラウリーノを招待しませんでした。
しかし、ラウリーノは
透明になって姿を隠すマントをはおり、
姫を連れ去り、
自分のものにするために
会場に向かいました。
そして姫を自分のバラ園に
連れてくることに成功しましたが、
他の王子たちが後を追って
探しにやってきました。
ラウリーノは
12人の男たちの力を得ることができる
ベルトを着け、
王子たちと戦いました。
しかし、
目に見えないという
有利な条件にもかかわらず、
ラウリーノの動きとともに
揺れ動くバラの木の動きにより
居場所を明かされ、
ついに捕まってしまいました。
ラウリーノは
自分のバラ園に
裏切られたたことに怒り、
もう誰にも
この美しいバラ園が
日中も夜中も見えないようにと
呪いをかけました。
でも
日の出と日の入りに
見えないようにと呪いをかけるのを
忘れてしまいました。
そこで今でも
日の出と日の入りに
山がバラ園のバラ色に染まるのが
見られるのだそうです。
"ラウリーノ王”
ラウリーノ王は小人の王様。
それはそれは美しい
「ローゼンガルテン」とか「カティナッチョ」と呼ばれる
バラ園をもっていました。
ある日
ラテマーの王子が
バラの美しさに興味をもち、
ラウリーノの領地に侵入してしまいました。
そこで
ラテマーの王子は
ラウリーノの娘である
ラディーナ姫を偶然見かけ、
一目ぼれをしてしまいました。
ラテマーの王子は
自分の妃にするために
ラディーナ姫を連れ去ります。
ラウリーノはこれを
バラ園のせいだとして怒り狂い、
バラ園に
日中も夜中も
誰にも
もうこのバラ園を
目にすることができなくなるように
呪いをかけます。
しかし、
日の出と日の入りの時間を
呪いにかけるのを
忘れてしまいました。
そんなわけで
今でも
日の出と日の入りに
このバラ園の美しい色を
見ることができます。
まとめ
そうなんです。
毎日見られる現象では
ないんですね。
まず
お天気が良いこと
雲が山の岩肌を覆ってないこと。
日の出の
エンロサディラは
朝の日の出の時間に
起きなければいけないので
ハードルが高くなって
しまうかも
しれません。
でも朝焼けの
エンロサディラが観れれば、
頑張れるかも。
夏場は日の入りが遅いので
日の入りのエンロサディアは
6月末は21時半ぐらいの時間になります。
その時期から
日がだんだん短くなって
日の入りも早まってきますが、
7月はそれでも
20時半21時、
8月でも
20時21時となるので
日の入りの時間を
チェックしましょう。
写真やカレンダーにもよく
エンロサディラが見られます。
では幸運を!
Arrivederci!
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