2018年7月25日水曜日

ドロミテハイキング日帰りコース【2度目のトレチーメ】リピーターに最適!




ラヴァレード峠から見た
トレチーメ ディ ラヴァレード


トレチーメに惚れ込んで

また戻ろうと心に決めた人はいませんか?

でも、
トレチーメのハイキングコースで
山登りの道具やヘルメットを
使った本格的な登山よりも


山小屋ロカテッリー山小屋ピアン・ディ・チェンジャ間
小さな湖



ハイキングで
美しい景色や高山植物を満喫したい
という私のような人も
いるはずです。



そこで、
今回は少々長い道のりですが、
登山道具の必要ない、




山小屋アウロンツォ出発

山小屋ピアン・ディ・チェンジャ経由

山小屋アウロンツォ到着の

ハイキングコースを
紹介します。



このコースでは
出発から到着まで
6回山小屋を通過します。

(山小屋アウロンツォ2回、山小屋ラヴァレード2回、
山小屋ロカテッリ、山小屋ピアン・ディ・チェンジャ)

一日で周れるコースです。

山小屋アウロンツォまでの
行き方。

詳しくは
トレチーメ山小屋アウロンツォへの行き方
でご覧ください。


目次

1.山小屋アウロンツォ~山小屋ラヴァレード
2.山小屋ラヴァレード~山小屋ロカテッリ
3.山小屋ロカテッリ~山小屋ピアン・ディ・チェンジャ
4.山小屋ピアン・ディ・チェンジャ~山小屋ラヴァレード
5.山小屋ラヴァレード~山小屋アウロンツォ
6.まとめ





1.山小屋アウロンツォ(2320m)~山小屋ラヴァレード(2344m)

ほとんど高低差のないこのコースは
トレチーメのチーマピッコラの真下を
通過して、山小屋ラヴァレードまで
30分ほどで到着。

たくさんの観光客で込み合います。
サンダルで歩いている人や、
かごに入れたペットのウサギを
連れて歩いている人にも
遭遇しました。


ここから
いよいよハイキングの始まりです。
詳しくは
トレチーメハイキング
もご覧ください。




2.山小屋ラバレード~山ピアン小屋ロカテッリ(2405m)


このコースは平行に並んだ2つのコースから選べますが、
以前トレチーマ一周ハイキングで
ご紹介したコースの右手上を
平行に進んでいく道をご紹介します。


トレチーメの美しい姿を眺めることができる
ラヴァレード峠から少し下って、

金属製の棒が設置されている所から
右手砂利道
のコースを選びます。

この道筋はたくさんの
高山植物がみられます。

高低差は少ないですが、
登ったり下ったりしながら
歩いていく退屈しない
コースです。


左手下には平行した幅広コースが見れます。


途中木でできた小さな橋があったり、


突き出た岩場の上まで登って
トレチーメをバックした写真スポットもあります。

この岩場に上がって写真をとると
まるで
ドロミテの山頂の岩をよじ登ってきて
たどり着いたような写真がとれます。

写真に気を取られて
滑り落ちないようにしましょう。

山小屋ロカテッリ到着寸前に
左側に第一次世界大戦中に
掘られた洞窟があります。

中には特には何もありませんが、
せっかくですので覗いてみましょう。






3.山小屋ロカテッリ~山小屋ピアン・ディ・チェンジャ(2528m) コース101/104


ポピー(パパヴェロ アルピーノ)

山小屋ロカテッリの横手から出ている
コースを進んでいきます。
高低差の少ない
斜面沿いの砂利道が続きます。

少し行くと左手に
上記の写真の小さな湖が現れます。
振り向くと山小屋ロカテッリを見ることができます。

ぐるっと斜面にそって進むと、
道が急斜面を上がっていきます。

はい。
ここはかなり
しんどいですが、
ここまでくると
ピアン ディ チェンジャはもう少しです。

ゼイゼイいいながら上がると、
右手に第一次世界大戦の塹壕が見られます。
こんな厳しい所に。。。

まして、
夏はいいけど冬場の寒さを考えると
当時のイタリア兵たちに思いがいきます。

今はこんなに観光地で
オーストリア人もイタリア人も
そして世界中の人が
自由に行き来している
ドロミテなんて
想像もできなかったでしょうね。

と感慨にふけながらもう一息。

ただ上まで登っても
道がくねっているので
山小屋ピアン ディ チェンジャは
なかなか見えてきません。

でも、もう少し。

途中ベンチで休憩もできますが、
あと5分ほどで到着です。

崖に板で張り出された道をすすんでいくと、
はい、到着です。


夏でも寒く感じる日には
ここの絶品ミネストラ(具だくさんスープ)がおすすめ。


お腹がすいていたので
ウインナー入りを注文してみましたが、
ドイツウインナーは
とっても美味しかったです。

ここはアルトアディジェ(ドイツ文化圏)なんですね。

紅茶を注文すると、
普通のカップの
3倍くらいの大きさのカップで
出てきます。
温まりますね。

ただしティーパックは1つでした。




4.山小屋ピアン・ディ・チェンジャ~山小屋 ラヴァレード コース104



下りが続きます。
道幅もあり難易度の高いコースではありませんが
滑りやすいので気を付けましょう。

まだかまだかというほど続いた後に
上り下りが始まります。

あいにく私が行った日は
天気が悪くなりましたが、
お天気が良ければ、
振り向くと
クロダ ディ ト―二の姿がみられます。

アウロンツォにいると
頻繁にみられる夕立ですが、

たいていは

このクロダ ディ トーニの
頂上の辺りから

雨雲が湧いてきて
下界のアウロンツォに
到達します。

ちなみに
トーニとはイタリア語の
tuonoの複数形tuoniで
雷という言葉が由来です。

まさに雷雲のメッカ
というような
名前。




5.山小屋ラヴァレード~山小屋アウロンツォ



ここまで戻れば帰ってきた感でいっぱいです。
もう一息。

左手にギザギザした
カディーニ ディ ミズリーナを見ながら
歩いて
最後まで楽しめます。




6.まとめ




ピンクの高山植物



このハイキングコースは
約5時間、
プラス休憩を考えて余裕をもって
一日でまわるハイキングコースです。

まず、
大切なのはできるだけ
朝早く出発すること。

午後は頻繁に
雨に見舞われます。


天気予報で
午後は雷をともなう
荒れ模様となる日は
避けたほうがいいでしょう。

雷には注意注意。

帰路はひらけた幅広の道が続きます。

私も土砂降りにあってしまいましたが、
幸いなことに雷はなりませんでした。

でも、
もう山小屋に
引き返すこともできず、

ひたすら雨の中を歩くことに
なってしまいました。

カッパと傘は持参していましたが、
リュックの雨用カバーを
持っていなくて、

お財布の中身まで
びしょびしょで
失敗...

備えあれば憂いなし。
皆さんも
自然の気まぐれに
しっかり備えましょう。


安全なハイキングを楽しんでください。








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