2018年10月9日火曜日

イタリア映画 人間ドラマ ナンニ・モレッティ監督 【母よ、】

イタリア映画 「母よ、」をご紹介します。




毎日その日をこなすだけで
精一杯ですか?

でも

人生には終わりがある。
知っていてもなかなか
分かりたくないことですよね。


今に感謝して前向きに過ごす
大切さを思い出させてくれる作品。


イタリア映画 「母よ、」(2015)


原題 " Mia madre "
ナンニ・モレッティ監督



出演
マルゲリータ・ブイ
ナンニ・モレッティ
ジョン・タトゥーロ
ジュリア・ラッザリーニ


モレッティ監督が「ローマ法王の休日」を撮影中に
監督の母親が亡くなり、
その時の思いをこの映画に重ねています。



自分の家族、
仕事、
人間関係、
そして
両親。

大人になって
独立し
やっと親孝行したいと
思う頃
年老いた両親に
なかなか
思うようによかろうと思うことを
できない。

自分の周りを見てみると
解決するべき問題がいっぱいで
思うように動けない
という状況にいる人が
たくさんいるのでは。。

自分だけかと思っていた
人生の悩み。


状況は簡単に変えられなくても
映画を見るうちに
共感しながら
前に進む勇気をもらえる。


底の深い所にある家族愛が
じんわり感じられます。




あらすじ


舞台は現代のローマ。

母である
元ラテン語教師アーダ(ジュリア・ラッザリーニ)と
その娘と息子
マルゲリータ(マルゲリータ・ブイ)と
ジョバンニ(ナンニ・モレッティ)のお話。

心臓の具合が悪く、
入院しているアーダ。

マルゲリータは映画監督で
忙しい毎日を送っているが
撮影はうまく進まず、
プライベートでもうまくいっていない。


もと夫との間にもうけた
思春期のマルゲリータの娘は学校で
ラテン語の授業についていけず、
学科を変えたいと考えている。

ジョバンニは
エンジニアとして働いている会社を
一時的に休む許可をとり
母の看護にいそしんでいる。

マルゲリータは母親の病状が
どんどん悪化していくのを
ひしひしと感じながら
映画撮影に取り組むが
集中できず、
役者やスタッフともぎくしゃくし、

その上、娘のことでも心配がつきない。

それだけでなく、
交際していた映画のスタッフの彼からも
別れをつげられ、
自分のことしか結局考えられない人だなどと
批判されたりもして

もう
ぐちゃぐちゃ。

ジョバンニのきめ細かい看護をみると
行き届かない自分の母に対する
看護に引け目も感じている。。。



まとめ


そう。
人生にありうる
すべてが上手くいっていない時期のお話。

ただ
こういうこと全ては誰にでも起こる
ごく自然なこと。
特別なことではない。

ある程度
歳を重ねてみるとこういう時期はある。


自分と重ねてしまった
作品。


大切な人たちがいるから
苦悩する。

結局は幸せなのか。。。

さて
あなたはどうですか。


イタリア映画「母よ、」についてでした。


こちらで見つかります。

母よ、 DVD (イタリア語版+日本語字幕)



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