イタリア映画 「シチリア!シチリア!」
原題 "BAARìA" (2009)
ジュゼッペ・トルナトーレ監督
エン二オ・モリコーネ音楽
シチリア好きなあなたへ
1930年代から80年代まで
いっきに訪れてみましょう。
Baarìa(バーリア)とは
シチリアパレルモ地方で呼ばれる
この映画の舞台となった街の名前。
イタリア語ではBagheria(バゲリーア)。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の故郷の街。
この町の名前の由来は
フェニキア人の「バイアリア」で
「海に向かって下っている所」という
意味を持つ言葉。
1930年代当時のバーリアの街は
チュニジアで撮影されました。
なんとこの映画、
シチリア方言、
特にこの街の方言を使って
撮影されたので
地元民をのぞき、
イタリア国民であっても
何を言っているのか
セリフが分からない。
そこで
イタリア語字幕をさけるため、
イタリア語だけど
シチリア方言風という
セリフ版を
出演俳優たち自身の吹き替えで
製作した。
こだわったんですね。
その土地の言葉に。。。
色んな映画の賞に
ノミネートされましたが、
受賞は少なかったのです。
あるシーンでは
動物保護団体からの
クレームを受けたり
ということもありました。
観ればどのシーンかは
分かりますが。。。
そもそも
公開前から話題が絶えず、
製作費用の高さ(2,500,000€)や、
チュニジアに作ったセットの広大さ、
たくさんの有名俳優の参加、
その上
製作会社メデューサ
当時のトップ
シルビオ・ヴェルルスコーニのお言葉。
とにかく
話題はつきませんでした。
2010年には
ジョヴァンニ・サピアから
著書"Il romanzo del casale"の
盗作だと訴えられたりもしました。
このような
ごたごたは横に置いといて
「シチリア!シチリア!」観てみました。
あらすじ
シチリアパレルモ郊外バーリアに住むペッピーノ・トーレヌオーヴァの
1930年代から80年代まで父、本人、子供たちの
三世代にわたるお話。
ファシズム時代から戦争参加
そして連合軍のシチリア上陸作戦。
終戦、
イタリア共和国の誕生。
階級格差、マフィア、
戦後復興、共産主義、近代化など
50年に及ぶ時代をベッピーノの人生をとおして
いっきに駆け抜けます。
まとめ
あらすじが
あらすじになってませんが、
観てみてください。
1930年代から80年代までの
イタリアの情勢というか
簡単な歴史の背景を知ってから観ると
より集中してみれます。
トルナトーレ監督作品、
個人的には
すべての作品が好きなわけでは
すべての作品が好きなわけでは
ありませんが、
この作品は好きです。
監督自身のために
撮影した作品でしょう
撮影した作品でしょう
と思ってしまいました。
おかげで
観ている私まで
バーリアの30年代に生まれて
そこで育ったような錯覚をおこして
しまいました。
不思議ですね。
映画って。
トルナトーレ監督の
「シチリア!シチリア!」の紹介でした。
トルナトーレ監督の
「シチリア!シチリア!」の紹介でした。
ブルーレイはないようですが
DVDはこちらで見つかります。
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