フィアット500(チンクエチェント)
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2007年に発売された最新モデルのフィアット500ではなく、
あのアウト デ エポカ(auto d’epoca)
いわゆる
クラッシックカーのフィアット500です。
年々、見かける数が
減ってきているような気がしていて、
年月を重ねるごとに絶滅が危惧されている
動物にも似ている気がしてなりません。
そこでフィアット500
クラッシックカーを
知ることで、
そこから興味を持って、
もしかしたら
好きになって貰えたらなと思いました。
トポリーノというモデルですが、
デザインはその後発売された
La Fiat Nuova 500(ラ フィアット ヌオバ チンクエチェント)
とは全く違うので、
初代フィアット00は割愛し、
1957年に発売された
La Fiat Nuova 500
から始めたいと思います。
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1957年7月4日、ダンテ ジャコーサ(Dante Giacosa)によりデザインされ、
イタリア北部トリノの
フィアットミラフィオーリ工場にて
製造され、
490,00リラで発売が開始されました。
当時、事務職の平均月収が90,000リラであったことを考えると、
何となく値段の感覚が掴めるのではないでしょうか。
しかし、売り上げが思わしくなく
三ヶ月後に465,000リラに値下げされました。
そもそも、7月の時点では
フィアット500の座席部分は
前部2つだけで、
後部はパンケッタ(panchetta)と呼ばれる
ベンチのような物が
設置されていました。
トランクに70kg積載できるといっても、
車自体は定員2名でした。
その後三ヶ月後に開催された
サローネ デル アウト ディ トリノ
という見本市にて、
後部に座席を設置し、
定員4名となった
フィアット500である
500Normale と500Economicaバージョン
を発表しました。
トポリーノも二人乗り用の車でしたが、
この時点でフィアット500は
四人乗り仕様が誕生しました。
このフィアット500のモデルは
スポーツバージョンで
ボディーにラインが入ったデザインで
二人乗りでした。
1959年にはオープンカー仕様も発売されました。
1960年5月フィアット500
ステーションワゴンモデルが誕生。
ホイールベースが10cm長くなり、
四人乗り用で、
トランクには40kg掲載でき、
327,000台製造されました。
このフィアット500は
排気量が499,5cm3に増加され、
最高時速95kmとなりました。
四人乗り用で
後部座席の背もたれが倒せます。
1968年には、
豪華版バージョン(ルッソ、Lusso)が発表され
カーペットも装備され、ガソリン残量表示も加えられました。
500Fモデルよりも
10,000リラ高い
525,000リラで発売されました。
車体と内装が改良されました。
1972年秋に
サローネ デル アウト ディ トリノで発表されたフィアット500が最後のモデルとなりました。
前回の豪華版の装備は一掃され、
ミニマルないで立ちに戻りました。
三年ほどで
あえなく製造を終了しました。
この時、フィアットはLa 126(ラ チェントヴェンティセイ)
という新型車を同時に発表し、
その後、フィアット500のカテゴリーを
引き継いで行くことになりました。
近年
1991―1997年に製造された
フィアット500の
500はアルファベットで
Cinquecento と表示され、
ポーランドで製造されました。
車体のフォルムはそれまでの
フィアット500と言うよりも
名前しか受け継いでいない感じです。
その後2007年から現在は
1957年直系デザインの
動物にも似ている気がしてなりません。
そこでフィアット500
クラッシックカーを
知ることで、
そこから興味を持って、
もしかしたら
好きになって貰えたらなと思いました。
初代フィアット500
1936年から1955年に製造されたトポリーノというモデルですが、
デザインはその後発売された
La Fiat Nuova 500(ラ フィアット ヌオバ チンクエチェント)
とは全く違うので、
初代フィアット00は割愛し、
1957年に発売された
La Fiat Nuova 500
から始めたいと思います。
La Fiat Nuova 500(ラ フィアット ヌオバ チンクエチェント)1957年
1957年7月4日、ダンテ ジャコーサ(Dante Giacosa)によりデザインされ、
イタリア北部トリノの
フィアットミラフィオーリ工場にて
製造され、
490,00リラで発売が開始されました。
当時、事務職の平均月収が90,000リラであったことを考えると、
何となく値段の感覚が掴めるのではないでしょうか。
しかし、売り上げが思わしくなく
三ヶ月後に465,000リラに値下げされました。
そもそも、7月の時点では
フィアット500の座席部分は
前部2つだけで、
後部はパンケッタ(panchetta)と呼ばれる
ベンチのような物が
設置されていました。
トランクに70kg積載できるといっても、
車自体は定員2名でした。
その後三ヶ月後に開催された
サローネ デル アウト ディ トリノ
という見本市にて、
後部に座席を設置し、
定員4名となった
フィアット500である
500Normale と500Economicaバージョン
を発表しました。
トポリーノも二人乗り用の車でしたが、
この時点でフィアット500は
四人乗り仕様が誕生しました。
Le Versioni Sport e tetto apribile(レ ヴェルシオーニ スポーツ エ テットアプリービレ)1958―1960年
このフィアット500のモデルは
スポーツバージョンで
ボディーにラインが入ったデザインで
二人乗りでした。
1959年にはオープンカー仕様も発売されました。
500 Giardiniera(チンクエチェント ジャルディニエラ)1960-1977年
1960年5月フィアット500
ステーションワゴンモデルが誕生。
ホイールベースが10cm長くなり、
四人乗り用で、
トランクには40kg掲載でき、
327,000台製造されました。
500D(チンクエチェント ディ)1960―1965年
このフィアット500は
排気量が499,5cm3に増加され、
最高時速95kmとなりました。
四人乗り用で
後部座席の背もたれが倒せます。
500F(チンクエチェント エッフェ)1965―1972年
1968年には、
豪華版バージョン(ルッソ、Lusso)が発表され
カーペットも装備され、ガソリン残量表示も加えられました。
500Fモデルよりも
10,000リラ高い
525,000リラで発売されました。
車体と内装が改良されました。
500R (チンクエチェント エッレ)1972―1975年
1972年秋に
サローネ デル アウト ディ トリノで発表されたフィアット500が最後のモデルとなりました。
前回の豪華版の装備は一掃され、
ミニマルないで立ちに戻りました。
三年ほどで
あえなく製造を終了しました。
この時、フィアットはLa 126(ラ チェントヴェンティセイ)
という新型車を同時に発表し、
その後、フィアット500のカテゴリーを
引き継いで行くことになりました。
近年
1991―1997年に製造された
フィアット500の
500はアルファベットで
Cinquecento と表示され、
ポーランドで製造されました。
車体のフォルムはそれまでの
フィアット500と言うよりも
名前しか受け継いでいない感じです。
その後2007年から現在は
1957年直系デザインの
フィアット500が販売されています。
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Fiat Club 500 italiaの
オフィシャルサイトには
ラドゥーノのお知らせや
たくさんの500の写真があります。
フィアットクラブ500イタリア公式サイト
英語版あり
また、フィアット500クラッシックカーに限定されたものではないのですが、
イタリア各地で行われる
クラッシックカーをテーマ
としたものも開催されます。
有名なのは、
(2018年10月25―28日予定)
(2018年9月22-23日予定)があります。
これらのフィエラでは実際に
クラッシックカーを間近で
目にすることができます。
参考までに、
これもまたフィアット500クラッシックカー限定
ではありませんが、
トリノにある
( www.fcagroup.com/it-IT/group/history/Pages/centro_storico.aspx)
があります。英語版で見ることもできます。
車だけでなくフィアット社の製造である
飛行機、電車、トラクター、トラック、自転車や大型家電まで展示されています。
入場は無料ですが、
日曜日10-19時のみの見学です。
同じくトリノにある
1960年にオープンされた
長い歴史のある国立自動車博物館ですが、
2011年には大規模な改築、増設がされ、
再オープンを果たしています。
サイトには日本語もあります。
開館時間は、
月10-14時、
火14-19時、
水木日10-19時、
金土10-21時、です。
入場料は、
一般12ユーロ、各種割引8ユーロとなっています。
ですが、何と言っても
フィアット500クラッシックカーの
博物館といえば、
愛知県から移転し、
現在、山形県にある
ではないでしょうか。
興味のある方はぜひサイトで詳細をご覧ください。
こんなに長い間
世界中の人に愛され続ける車
それもクラッシックカーは
少ないのではないでしょうか。
また、
高級車ではないという所もいいですね。
と個人的には思っています。
輸入車無料査定
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出典:maxpixel
フィアット500クラシックカー
現在も
ラドゥーノ(raduno)と呼ばれる
愛好家たちによる
フィアット500クラッシックカー
に乗って集まり
みんなで一緒に走る
という祭典が開かれます。
イタリア国内のみならず、
世界各国からの愛好家が参加しています。
一度
日本の方も見かけました。
どうやって
フィアット500クラッシックカーで
イタリアまで来たんだろうという
素朴な疑問を抱きまでぃたが、
列車に積んだのかも
しれませんね。
Fiat Club 500 italiaの
オフィシャルサイトには
ラドゥーノのお知らせや
たくさんの500の写真があります。
フィアットクラブ500イタリア公式サイト
英語版あり
また、フィアット500クラッシックカーに限定されたものではないのですが、
イタリア各地で行われる
フィエラ
と呼ばれる見本市ではクラッシックカーをテーマ
としたものも開催されます。
有名なのは、
パドヴァで毎年開催
Il salone/Auto e moto d’Epoca(2018年10月25―28日予定)
モデナで毎年開催
Modena Moter Gallery(2018年9月22-23日予定)があります。
これらのフィエラでは実際に
クラッシックカーを間近で
目にすることができます。
参考までに、
これもまたフィアット500クラッシックカー限定
ではありませんが、
トリノにある
フィアットの博物館
Centro Storico Fiat( www.fcagroup.com/it-IT/group/history/Pages/centro_storico.aspx)
があります。英語版で見ることもできます。
車だけでなくフィアット社の製造である
飛行機、電車、トラクター、トラック、自転車や大型家電まで展示されています。
入場は無料ですが、
日曜日10-19時のみの見学です。
同じくトリノにある
Museo nazionale dell’Automobile Torino
(WWW.MUSEOAUTO.IT)は1960年にオープンされた
長い歴史のある国立自動車博物館ですが、
2011年には大規模な改築、増設がされ、
再オープンを果たしています。
サイトには日本語もあります。
開館時間は、
月10-14時、
火14-19時、
水木日10-19時、
金土10-21時、です。
入場料は、
一般12ユーロ、各種割引8ユーロとなっています。
ですが、何と言っても
フィアット500クラッシックカーの
博物館といえば、
愛知県から移転し、
現在、山形県にある
チンクエチェント博物館
(www.museo500.com)ではないでしょうか。
興味のある方はぜひサイトで詳細をご覧ください。
こんなに長い間
世界中の人に愛され続ける車
それもクラッシックカーは
少ないのではないでしょうか。
また、
高級車ではないという所もいいですね。
と個人的には思っています。
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