イタリアヴェローナの郷土料理
ペアラ
ペアラ |
ヴェローナ県民以外には
殆ど知られていない
秋冬限定のヴェローナ郷土料理
ペアラ
についてお話しします。
まずこのヴェローナ郷土料理ペアラは
ソースのカテゴリーに入りますが、
食感としては水分の多いマッシュポテト
と言う感じです。
ですが、味がしっかりとしていて
ボリート
と呼ばれる茹で肉料理に
添えてのみ食べられています。
ペアラ調理中 |
材料
パン
古くて乾燥したもの。一週間位紙袋の中に入れて放置されたもの。
ただし無い場合はパン屋さんにて
ペアラ用の乾燥してしまっているパンを購入できます。
スープ
茹で肉ボリートを料理する際の副産物である
というか、
このスープを
得るためにするのが
茹で肉料理
ボリートでしょうか。
脊髄
茹で肉料理ボリートの
材料の一つである
茹で上がった
牛のもの。
胡椒
大量。がメインの材料で
茹で肉の種類や
隠し味は家庭ごとに
異なります。
これを根気よく
焦がさないように
ゆっくりかき混ぜながら
鍋で煮込みます。
見た目はクリーム色で、
味は他に似た味は思いつかない。
でもパンの香りはする。
と言わせてもらいます。
やっぱり
このヴェローナの郷土料理ペアラも
食材を大切にするということで、
古くて固くなったパンを
どう変身させて食べるかという
努力をかんじます。
たくさんのイタリアの郷土料理に
あるように
身近な地元の材料で
手間と時間をかける
まさに
スローフードなのです。
ヴェローナのマンマたちは
寒い季節になると
日曜日の朝、
みんなで食べるための
ランチを準備するために
朝早くから
乾燥して固くなったパンを
おろし器でゴリゴリ細かいパン粉にして
ペアラを準備します。
スープは前日に準備し、
冷まし、
家族の健康を思い
上の方に上がってきた
油を取り除きます。
マンマですね。
4人家族なら5,6個のパンを
おろすことになるので
まさに
手間と愛情のこもった
ソースです。
イタリア郷土料理 ボリート コン ペアラ |
もし、日本のイタリアンレストランで
ヴェローナ郷土料理ペアラを見つけたら、
きっとシェフは
イタリア ヴェローナで
働いた経験のある人だと思います。
見つけたらぜひ食べてみて下さい。
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