今日はイタリアモデナの
郷土料理のひとつ
トルテリーニについて
書きたいと思います。
リコッタチーズとほうれん草のトルテリーニ |
トルテリーニ、
または
トルテッリーニとも呼ばれています。
イタリア料理でのプリミピアットで、
前菜の後、メイン料理の前に頂きます。
トルテリーニはパスタの一種です。
日本には
イタリアンレストランが
数多くあるので、
トルテリーニという名を
聞いたことがある人、
もしくはトルテリーニを
食べたことがある人、
またはトルテリーニを
料理してみたことがある人、
がいらっしゃると思います。
簡単に説明をすると、詰め物をしたパスタです。
トルテリーニのパスタは
卵入りの黄色いパスタで、
スパゲッティとかペンネに使われる
デユラム(硬質種)セモリナ(粗びきされた小麦粉)
とは違い、
セモラートと言われる
小麦粉を材料に作られています。
セモラートは
デユラム種でセモリナを
製造する過程で出来る
残りを再度挽き、
ふるいにかけた
柔らかい粉状の食材です。
さて、では、中身の気になる具の方です。
モデナの郷土料理トルテリーニには
主な材料
として、牛肉、
プロシュート クルード、
パルメザン チーズ
があります。
もちろん郷土料理なので
家庭によりそれぞれのレシピがありますが、
メインな材料はこのような物で、
どれもこれもモデナ郊外の地元で調達する
まさにモデナの産物を盛り込んだ郷土料理です。
さて、ここで。
お決まりの
トルテリーニはモデナが先か
ボローニャが先か
という永遠に続く地元民たちの議論ですが。
きっと決定的な証拠と答えがないからいいので
あえて議論を収集する必要もないのですが。
一節では
現在のところ、
モデナ県に位置する
カステル フランコという街が発祥の地で、
まさに
ボローニャとモデナの県境なのです。
また現在はモデナ県ですが、
時代によって
モデナだったりボローニャだったりと
度々、政治的事情で翻弄していたようです。
ともあれ、
モデナとボローニャのトルテリーニには
決定的な
違い
があります。モデナのトルテリーニの具は
プロシュート クルードがあり、
ボローニャの具にはモルタデッラが
メインな材料として使われ、
その上!!
モデナの具は
パスタで包む前に
火を通すが、
ボローニャの具は
生のままパスタで包む
という違いがあります。
ちなみに、
プロシュートクルードはモデナの特産品。
モルタデッラはボローニャ特産品です。
さてこのモデナの郷土料理トルテリーニ。
モデナでは、
カポネ(去勢された大きな雄鶏)とガリーナ(雌のにわとり)の
スープに入れて食べられます。
このトルテリーニについては
まだまだ色々な面白いお話しがあるので、
後々、
ヴェローナのトルテリーニの
話題を踏まえてお話ししたいと思っています。
最後までお付き合い有り難うございました❤
Arrivederci!
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