2018年6月26日火曜日

【ベストレストラン2018】 オステリア フランチェスカーナが受賞



出典:pixabay:モデナ




イタリア モデナにある

オステリア フランチェスカーナ

2018年度
世界1のレストランに選ばれました。

おめでとうございます。



出典:pixabay


2016年に続く

2度目の受賞です。

小さな街の小さなレストラン。

一体どんなレストランなのか
興味ありますよね。

もちろん、グルメな人や、

業界の人には
広く知られているとは
思いますが、
今回は地元の目線から
お伝えします。




オステリア フランチェスカーナ



イタリア モデナの旧市街のひっそりとした
路地に位置するレストラン。
ミシュラン三ツ星。

どちらかというとちょっと

排他的な通りにあります。

ですがレストランの前で

写真撮影する
観光客が絶えません。


そして 30席に満たないという

けっして大きくないレストラン

すでに世界で一番予約が取りにくいレストラン

言われていましたが、
今回の受賞を機に
いっそう困難になりそうですね。

今までは、1年ぐらい前に予約すれば

とれると噂されていたのですが
本気でそれくらい前に
予約を入れなくては行けなくなりそうです。

地元エミリア地方の郷土料理を

一度粉々にくだいて
あらたに立ち上げて創造するという
革新的なメニューということですが、

レストランを開けた当初は

異端児だとばかりに
地元の評論家や同業者から
冷たくされたそうです。

まあ、伝統を永遠に

伝えていくことを
誇りと目的としている
人にとったらきっと
驚きだったのでしょう。

もちろん

モデナのすばらしい食文化を
後世に伝えるのは重要ですし、
絶対つづけてほしいのですが、

あらたな道を伝統から発展させる

ことができるというのも
すごいことですよね。

そして

自分の道を貫いたシェフも素晴らしいし、
結局その価値を分かち合った
モデナを中心とする
エミリア地方の懐も深かったのでしょう。

このレストランには世界各地から

シェフと一緒に働きたいという
人が絶えないようですが、
なんとスーシェフは日本出身だそうです。

モデナ在住というよしみで

機会があれば是非お話を聞いてみたいです。

地元テレビで厨房に潜入している

番組を見たことがありますが、
なんだか楽しそうでした。

もっと怖いところかと思いましたが、

厳しいのと怖いのは違うのですね。
 
まかない料理でピザを作って
みんなで和気あいあいと
食事をとっているのを見て、
なんだかほっこりしました。
あ、ピザも食べるんだ。なんて。

近くのアルビネッリ市場にいったり、

娘さんらしき人が
まかないを一緒に食べていたような
記憶があります。



オステリア フランチェスカーナ公式サイト


世界1位のレストラン


今年で16回目を迎えた
世界のベストレストラン50」で
1位に選ばれました。

この賞はイギリスの雑誌「レストラン」が

主催するもので
料理界のスターが集まる
グルメのアカデミー賞といわれています。

今回はスペインのビルバオで

6月20日に表彰式が行われました。

ベスト50のレストランの中には

日本の3つのレストランも選ばれています。

この賞は投票制で選ばれます。


世界中のプロのグルメ評論家、ジャーナリスト、シェフ

レストランの経営者たち1000人余りが
審査員となっています。

審査の主な項目は

料理のおいしさ、発信力。
シェフのスター性。
時代に対する意識、トレンド。
があります。

今回1位を受賞した

オステリア フランチェスカーナ
シェフでありオーナーの
マッシモ ボットゥーラ氏は
スター性はもちろんですが、

2015年ミラノでの万博を機に

フードロスの削減活動を行い
賞味期限の迫った廃棄食材を使用して
料理する

レフェットリオ」という

無料レストランを
食事に困っている貧しい人のために
提供する活動をしています。

今の時代に敏感なこのような

活動も審査にプラスになったようです。


世界ベストレストラン50 公式サイト


シェフ

マッシモ ボットゥーラ氏
1962年モデナ生まれ。
レストランのオーナーシェフ。

ミシュラン 三ツ星
エスプレッソ誌 20点満点
ガンベロ ロッソ誌 3本フォーク

大学で法律を学んでいましたが、
24歳の時に
料理を学びたいと
地元のトラットリアで働き始めました。

そこで
地元エミリア ロマーニャ地方の
郷土料理を学びました。


この地方はイタリアを代表する
食文化が発達した地域です。

とくにモデナは
バルサミコ酢
卵入りの生パスタ
トルテリーニ
ランブルスコ
生ハムモデナ産
パルメザンチーズ
など
美味しいものが
目白押しです。

その後、
モンテカルロの
ミシュラン三ツ星レストラン
「ルイ・キャーンズ」

スペインの
「エル・ブジ」で働き

1995年に地元モデナのレストラン
「オステリア・フランチェスカーナ」
を引き継ぎました。

ここから
彼自身の料理の世界を
追求し始めました。

2002年 ミシュラン一ツ星獲得。
2011年 ミシュラン三ツ星獲得。


間違いなくイタリアで注目を集める
トップ シェフの一人です。




姉妹店

フランチェスケッタ58

モデナ市内
Via  Vignolese 58
にあります。

旧市街を囲む壁を
少し出たところにあります。

ここは少しカジュアルで、
お値段もフランチェスカーナに比べると
かなりお手頃です。

おすすめ。



まとめ


モデナは街を歩いていて
そこら中に
食べるもののお店
レストラン
バール
市場
が目につきます。

そして平日の夜でも
人気のお店は
予約をとっておかないと
入れないほどの混みようです。

そのトップを行く
ボットゥーラ氏の
レストラン
ほんと
夢のレストランですね。

おいしいものは人を
幸せにする!

ポジティブパワーを
もらいにあなたも
モデナを訪れてみませんか?

Arrivederci!







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