2018年6月24日日曜日

ガルダ湖観光 1度は行きたい湖畔の村ベスト10*北イタリアの隠れリゾート





イタリアで一番大きな湖、ガルダ湖をご存知ですか?



コモ湖やマッジョーレ湖は

聞いたこともあるけれど、
ガルダ湖は聞いたことがない
という人が多いと思います。



出典:pixabay:マルチージネ村




ガルダ湖は

ドイツやオランダからの
車でのアクセスが良く、

ドイツ人オランダ人の

観光メッカです。

最近は

イギリス人観光客も増えてきています。

アジアからの観光客は

ほとんど見られません。


そこで



日本ではまだあまり知られてない

隠れ観光地
ガルダ湖を紹介します。



きっと夏のイタリア旅行の旅程に

追加したくなりますよ。



出典:max pixel:ラツィーゼ遊歩道




目次


1.ガルダ湖への行き方。


2.ガルダ湖とはどんなところ?


3.ガルダ湖畔の村 個人的おすすめ ベスト10


4.ガルダ湖船の航路案内


5.ガルダ湖周辺の名産品



6.まとめ





1.ガルダ湖への行き方。


ガルダ湖は北イタリアの内陸部
ヴェローナ県、ブレシャ県、トレント県の
3つの県にまたがっています。

ガルダ湖周辺を方角に分けて

行き方を見てみましょう。

ガルダ湖南部への行き方

(ぺスキエラ デル ガルダ、シルミオーネ、デツェンツァーノ デル ガルダ)


ペスキエラ デル ガルダ


トレニイタリアの
ミラノヴェネツィア線の
ペスキエラ  デル ガルダ駅で下車。

駅はガルダ湖畔の

街の中心地近くです。

ここからブレシャ県にある

シルミオーネにに行く
バスも出ています。





シルミオーネ


トレニイタリアの

ミラノヴェネツィア線で
ぺスキエラ デル ガルダ駅 
または 
デツェンツァーノ デル ガルダ駅で下車、
バスでシルミオーネに行けます。

同じくブレシャ駅と

ヴェローナ駅からも
バスが出ていますが、
1時間以上かかります。

夏の交通渋滞を考えると、


ミラノ方面から移動の人は

デツェンツアーノ デル ガルダ駅からバス。

ヴェネツィア方面から移動の人は

ぺスキエラ デル ガルダ駅からバス
をおすすめします。

約30分でシルミオーネに

着きます。

夏は道路が混みあうので

時間は目安になります。
余裕をもって行きましょう。


デツェンツァーノ デル ガルダ


トレニイタリア ミラノヴェネツィア線

デツェンツァーノ デル ガルダ駅下車。


歩いて湖畔の街の中心まで行けます。


約2.5㎞歩きます。約5分。






ガルダ湖東部への行き方。


(ラチーゼ、バルドリーノ、ガルダ、トーリ デル ベナコ)

ラチーゼ、バルドリーノ、ガルダ、トーリ デル ベナコ


バス


トレニイタリアのミラノヴェネツィア線の鉄道駅
ぺスキエラ デル ガルダから

163番、164番、183番(ガルダ行き)


ラチーゼ        約20分

バルドリーノ      約30分
ガルダ          約45分


トーリ デル ベナコへの乗り継ぎ


ガルダで484番、483番 (リーバ デイ ガルダ行き)

に乗り継ぎ       約1時間

夏の観光シーズンは道路が混むので

時間はあくまで目安です。

下記のサイトから確認できます。


↓路線地図と時刻表が確認できます。

路線と時刻表 ATV ヴェローナ公式サイト



ガルダ湖西部への行き方。

(サロ、ガルドーネ リヴィエラ、リモーネ スル ガルダ)

サロ


最寄り駅はトレニイタリアのミラノヴェネツィア線

ブレシャ駅と
デツェンツァーノ デル ガルダ駅です。

鉄道駅の近くにあるバス駅から

バスで行きます。

ただし、

デツェンツァーノ デル ガルダ駅からだと
バスの乗り換えが必要なので、

ブレシャ駅からの方がいいと思います。

鉄道のブレシャ駅から約800mの所に
バスのバス駅があります。

ブレシャ バス駅から

バス(Sia社)S202番で
約1時間半。

タクシー  約30-50分 50-65€。






ガルドーネ リヴィエラ


サロと同じく、
ブレシャ バス駅から
バスS202 番で約1時間半強。


サロからもっと北上します。





リモーネ スル ガルダ


バスの場合は同じく

S202番でガルドーネ リヴィエラまで。

そこでLN027に乗り換えで

リモーネ スル ガルダまで。

約2時間。


または


トレニイタリアのミラノヴェネツィア線

ヴェローナ駅から
バス164、163で
ガルダ湖東岸の村
チザーノまで行き(約1時間15分)

そこから

トラゲットと呼ばれる
連絡船でガルダ湖対岸の
リモーネ スル ガルダまで。

リネア2 約2時間半。




注意:


観光シーズンの間は

バスの所要時間は交通量によって
変動するので、
目安として時間に余裕をもって
移動してください。


ガルダ湖北部への行き方。

(リーバ ディ ガルダ、マルチージネ)


リーバ ディ ガルダ

トレニイタリアの
鉄道駅ロヴェレート
(ヴェローナ ブレンネロ線)から

バス301番(ボローニャノ方面行き)

リーバ デル ガルダまで
約50分

この路線も夏の観光シーズン特に

週末は混むので時間に余裕をもって
行きましょう。


ガルダ湖の東部の村からの

移動では、

ガルダからバス484番で

北上して行けます。
ガルダまでの行き方は上記をご覧ください。


バスでガルダ村からの乗り換えで行く場合





マルチージネ


ガルダから

もしくは
リーバ ディ ガルダから
バス484番

どちらからでも

約30分かかります。

時刻表



2.ガルダ湖とは どんなところ?


出典:pixabay:バルドリーノ村



ガルダ湖周辺の村は
びっくりするほど観光避暑地です。

北イタリアでありながら
ガルダ湖の影響で
ガルダ湖周辺はミクロ気候の
地中海性気候です。

湿気が少なく、

過ごしやすい気候です。


だからこんなに北でも
オリーブやレモン
栽培できるのですね。



春から夏にかけて
食のイベントが開かれ、
賑わいます。


遊泳できる場所も多々ありますが、
日光浴をする人のほうが
多いです。

北ヨーロッパからの
観光客にとっては
日光浴はマストなのですね。



一歩村を出ると
農耕地が広がります。
特にワイン用のぶどう、オリーブの畑が
取り囲んでいます。



この地域でとれる

オリーブオイルは
デリケートな味で有名です。
ガルダD.O.P.です。


ぺスキエラ デル ガルダの郊外には
イタリア最大の遊園地
ガルダランドがあります。


最近は

ガルダランドの近くに
オフィシャルホテルも
開業し、
イタリアの
ディズニーランドといった
ところです。
(イタリア人談)


ただし

春からハローウインまでしか
開園していないので
ご注意を。



3.ガルダ湖畔の村 個人的おすすめ ベスト10




NO.1    バルドリーノ(ヴェローナ県)


村自体がかわいい。

整備がとても行き届いている。

お店もいけてる。

湖岸の散歩道や

バールやレストランの
湖岸に設置されたテーブルで
眺めを満喫しながら休憩したり
ヨーロッパのバカンスを
味わえる。

リラックス。


遊泳場もある。


はんなりとした

激しすぎない
ナイトライフも楽しめる。

家族ずれが多い。


オリーブオイルの博物館や

バルドリード(ワイン)のカンティーナも
近くにあるので

時間のある人は

足をのばしてみては
どうでしょうか。

ツーリストインフォメーションに

行くと詳細情報も得られます。

観光地なので英語やドイツ語での

情報も準備されています。


NO.2    ガルダ(ヴェローナ県)


ガルダ村はバルドリーのよりも
少し大きな村です。

ここにも遊泳できる砂浜があります。
かなり長い。

ただし日光を遮るものは

ほとんどないので
ご注意を。

ガルダ村の北のはずれにある

プンタ サン ヴィジリオは
有料遊泳場で
その小さな湾は
オリーブで埋め尽くされ
シャワーやトイレも完備されています。

この奥にあるお屋敷は
かつて有名な人達の
避暑のお宿となっていました。

ウインストン チャーチルも
たびたび訪れていましたが、

イギリスのティータイムを
イタリアで楽しむために
現地の料理人にビスケットを
特別に用意してもらっていたそうです。

現在でもこの辺りでは
このレシピが村の名物として
残っています。

手作りなので

箱入りとかでは
売っていませんが、
運がよければ
この地域のトラットリアの
今日のデザートとして出されていたりします。

形は丸いですが

味はスコットランドのショートブレッドに
にています。




NO.3    コーラ(ヴェローナ県)



コーラといえば


ヴィッラ デイ チェードリ。


温泉の池です。

天然のプールといったところです。
緑に囲まれた天然プールスパ。
イタリアのプールの水は
冷たすぎてあまり浸かっていられない
私には丁度良い温度です。


スパやホテルを完備し、

優雅に過ごせます。

また時期によっては夜中まで

営業しているので
夜の幻想的な時間も楽しめます。

ライトに照らされて

幻想的になります。



コーラ テルメ 公式サイト



NO.4   トーリ デル ベナコ(ヴェローナ県)




ぶらぶらしたり遊泳したりして

リラックス。
ちょっと落ち着いた雰囲気の
小さな村です。

ヴェローナのシニョーレ

(統治していた貴族)であった
スカリジェロの城跡があります。

近くの湖畔の村と比べて

特別な村ではありませんが、

個人的には少し落ち着いた感じで

ぶらぶらできる
この村が気に入っています。




NO.5    シルミオーネ(ブレシャ県)


ガルダ湖南部から突き出した半島。

現在はブレシャ県ですが、
ナポレオンの到来までは
ヴェローナ県でした。

ですのでここにも

ヴェローナのシニョーレ
(ヴェローナを統治していた貴族)
であった
スカリジェロ家の城跡があります。

シルミオーネといえば

テルメ(温泉)です。

呼吸器系の治療に使われていて、

温泉治療のために
滞在するようになっています。


イタリアでは温泉は医療に使われて

きていて現在でも治療目的で来る人が
たくさんいます。


アクア ディ シルミオーネという

小さなチューブに入って売られている水は
鼻づまり解消するために使われます。
薬局やスーパーで売っています。

直接鼻の穴から水をいれて、

そのあと鼻をかんで
鼻をとおすのに使います。

家の子供たちが小さい時に

有効でした。

よかったらどうぞ

水は温泉の成分の香りがします。
ちょっと臭い硫黄臭です。


近年、シルミオーネにも

温泉使用のプールができ、
治療用の施設だけでなく、
レジャーにも力を入れています。


またシルミオーネと切っても切れないのは

マリア カレスの存在ですね。

1950年から1959年にかけて

夫 ジヨバン二 バッティスタ メネギー二の
お屋敷で過ごしました。

このギリシャ出身の

世界的オペラ歌手 マリア カレスは
シルミオーネに住み、
シルミオーネを愛しました。

ここで死んで、

ここでお墓に入りたい
と言っていたと
記されています。

現在、このヴッラ カレスと呼ばれる

彼女が住んでいたお屋敷は
20戸ほどが入るマンションに
なっています。







NO.6    リモーネ スル ガルダ(ブレシャ県)


私はガルダ湖東岸から

連絡船でリモーネまで行きました。

バイクを積むことができたので、

便利でした。

リモーネ(イタリア語でレモン)は

レモンとオリーブオイルと長寿で
有名な村です。

現在のガルデザーナと呼ばれる

ガルダ湖を一周する道路が
完成するまでは(1932年)
孤立した村で、

山道を通るか、

船でガルダ湖から渡るか
しなくてはたどり着けなかった
秘境でした。

ここまで北に位置する場所で

レモンやオリーブが栽培されるのは
ガルダ湖によってつくり出される
ミクロ気候の地中海性気候
影響なんですね。

NO.7    マルチェージネ(ヴェローナ県)


マルチージネといえば

バルド山のふもとの村。

ここからバルド山に上がれる

巨大円盤型見晴らし最高
ロープウェイに乗って
いっきに2000m近くまで上がれます。

村にはスカリジェロ家の城跡があり

傾斜に広がる家々からなる
かわいらしい村です。

旧市街は中世の街並みを残しています。

港があって、
対岸に行く連絡船や
観光のミニクルーズの船もでています。

マルチエージネ公式サイト



NO.8    ラツィーゼ(ヴェローナ県)


ラツィーゼには

美味しい魚料理のレストランが
なぜかたくさんあります。

ガルダ湖の淡水魚だけでなく

海から仕入れられる魚をつかった
料理がこんな内陸でもいただけます。

少し丘の方にいくと

アグリツーリズモやトラットリアが
数多くあり、
地元の郷土料理が味わえます。

規模は小さいですが
よく整備され、
頻繁にイベントが行われる
観光の村です。


NO.9   ぺスキエラ デル ガルダ(ヴェローナ県)



ここは村ではなく街です。

交通の便が良くたくさんの人で賑わいます。

ここでも遊泳できます。


街の魅力では上記の村に少し

負けてしまう感じですが、

毎月第一日曜日9時から18時まで

アンティーク蚤の市が開かれます。
おすすめです。



NO.10   リーバ ディ ガルダ(トレント県)


ガルダ湖の北。
トレンティーノ アルトアディジェ州に

位置するリーバ ディ ガルダは
六甲おろしの様な
アルプスのブレントから吹く
風を利用したウインドサーフィンが
さかんです。

遊泳場もありますが、


ガルダ村より北の

ガルダ湖は水深が
すぐに深くなるために

水温が低く

あまり長くは水に
入っていられないでしょう。




英語版リーバデルガルダ公式サイト


4.ガルダ湖 船の航路案内

出典:pixabay:ガルダ湖連絡船


航路と時刻表


航路
デツェンツァーノ⇔ ぺスキエラ⇔ シルミオーネ⇔ パデンゲ⇔ モ二ガ⇔ ラツィーゼ

⇔ マネルバ⇔ チザーノ⇔ バルドリーノ⇔ ガルダ⇔ トーリ⇔ ポルテーゼ⇔  サロ

⇔ ガルドーネ⇔ファザーノ⇔ マデルノ⇔ パイ⇔ ガルニャーノ⇔ カステルレット

⇔ ブレンゾーネ⇔ アッセンツァ⇔ マルチージネ⇔ リモーネ⇔ トルボレ

⇔ リーバ デル ガルダ


5.ガルダ湖周辺の名産品


オリーブオイル 

ワイン(バルドリーノ、ルガーノ、フランチャコルテ)

バルド産トリュフ

柑橘類を使ったリキュールや焼き菓子

はちみつ



みんな食べ物ですね。


まとめ


長くなってしまいました。
それほど
見どころが多いということですね。


観光シーズンは
春(イースター)から秋にかけて
です。


冬になると
急に寂しくなって
ほとんどのお店が閉まって
しまいます。

観光シーズン中に行かれることを
おすすめします。

Arrivederci!

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